【NHK】機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第10話「赤いモビルスーツ」感想

ORIGIN
こんにちは、レビルです。
今回は、機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第10話「赤いモビルスーツ」の感想です。
見せてもらおうか、ガンダムのORIGINというやつを!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第10話「赤いモビルスーツ」の感想

ついにルウム戦役が始まる。
ディアボロさん安らかに・・・

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ORIGIN 前夜 赤い彗星 第10話「赤いモビルスーツ」感想

平和だったテキサスコロニー。
しかし、人の悪意はここにまで侵食していく。

アズナブル夫妻

アズナブル夫妻はセイラ(アルテイシア)にジオン本国に行く事にし、別れを告げる。

手紙を一通も寄こさない親不孝な子供だけど、夫婦にとってはたった一人の大切な子供なんだと。

アズナブル夫妻は、息子であるシャア・アズナブルがキャスバルの謀略によって亡くなっている事を、まだ知らない。

セイラの悪い予感

諜報部に所属し、クラウレ・ハモンに協力するタチ中尉の言葉が頭の中で繰り返しこだまする。

「シャア・アズナブルとい男をご存知ですね。」
「キャスバル・レム・ダイクンは生きています。」
「お兄さん・・あなたはあの人に何をしたの!?」

セイラは、まさかという信じたく無い悪い予感に混乱する。

寂れてしまったクラブエデン

入口に「Closed」と張り紙を貼っているクラブエデン。
そこにはハモンさんとラルだけが居た。

そこにある男が訪ねる。
それはタチ中尉だった。

ハモンが挨拶を終える前に、「逃げて下さい。キリシア機関の者が来ます。」とハモン達に告げる。

タチ中尉とは、ファーストガンダムでランバ・ラル隊の残存部隊でハモンと共にホワイトベースに戦いを挑んだ人です。
クランプやコズン等のラルの元部下としてでは無く、ハモンを慕いラルを尊敬し個人的に協力していました。
ラル没後、「ラルほどの人材を捨て駒にするジオンに明日はない。」「私はハモンさんの役に立てて本望です。」と涙を流し殉職しています。

キシリア機関の人間が3人現れ、出頭を命じるものの、ハモンさんは

「キシリア自身が逮捕状を持ってこの店に来なさい!」

と一括し追い返す。

ドズルの事は「ドズル中将」と呼んでいたのに対し、キシリアは呼び捨てです。

余程キシリアの事を恨んでいるのでしょうか。

キシリアなんて視聴者サービスシーンまでしたのに!(誰得なんだあれは!)

その間、ラルはずっと寝っていた。

もし、ラルが目覚めていたら日頃の鬱憤もあるから大暴れしてしまい、逮捕されるか指名手配になっていたかもしれません。

僕の予想ですが、今回は連行を免れたけど、トップ命令で機関が動いているという事はいつかはキシリア機関に連行されてしまうでしょう。
しかしドズルが動きラルの手配が解けた事によって、ファーストガンダムでの
「ドズル中将には恩義がある。」とラルが言っていた事に繋がるのかもしれません。

最後のライブ

キシリア機関の者を追い返した後、ハモンさんはピアノの弾き語りをします。

切ない、とても切ない曲で、少しだけ目が熱くなりました。

お店の入り口に貼ってあった「Closed」は営業時間外の事なのか、つぶれて閉店したという事なのか。

【ガンダム】人物考察 青い巨星「ランバ・ラル」
「ランバ・ラル」とは、ラル家という名家に産まれ、父ジンバ・ラルはダイクン派として幼い頃のセイラ・マス(アルテイシア・ソム・ダイクン)やシャア・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)の育ての親でもありました。愛機はMS-07グフ異名は青い巨星

テキサスへの侵入者

容態の悪い義理の父「ディアボロ・マス」
セイラ(アルテイシア)はディアボロさんに寄り添っていると、突如屋敷の外が騒がしくなる。

ベイから「ならず者」達が侵入してきて、町を焼き人々を襲い回っていたのだ。

ディアボロさんがテキサスコロニーに移住したのは、「テキサスコロニーでジオンへ恭順の意を示す。」という事でした。

つまり、テキサスコロニーはジオンやジオン派の住民が多いのでしょう。

そこへ「自称連邦派のならず者達がコロニーに侵入して暴れている。」という事の様です。

怒りのセイラ徹底抗戦

鬼の表情でならず者達を睨め付けるセイラ、どこかシャア(キャスバル)の表情に似ているのは、やっぱり兄妹だからなんでしょうね。

「連邦もジオンも違わない・・・あるのは、狂気だけ。」

セイラは17年の人生の中で、三度も住む家が襲われ居場所を失い、その全てでジオンと連邦が絡んでいる。

唯一、損得無しに愛してくれたのは亡き母と、ディアボロさんだけだったのかもしれない。

ディアボロ・マス逝去

騒乱の中、ディアボロ・マスは息を引き取ってしまう。

地位も、名誉も捨て、私財を使い果たしてでも遺児たちを我が子の様に守り、そして愛した。
最後は、気も心も弱くなってしまったけど、

「素晴らしいお父さんでした。本当に。」

赤いモビルスーツ

コロニーのベイを攻撃していたのは赤いモビルスーツだった。

その攻撃により、ベイは破壊しその爆発によってアズナブル夫妻が乗っていたジオン本国行きの宇宙船も破壊されてしまい命を落としてしまう。

アズナブル夫妻がその船に乗っていた事をキャスバルは知っていたのでしょうか。

知っていての口封じだったのか。

本物のシャアに行なった事、ダイクンシンパだったシャアの幼馴染に行なった事、そしてこの先ガルマに行なった事を考えると、そうなのでしょう。

だからこそ、セイラは後年キャスバルの事を「鬼子」と表現したのだと思います。

迫るルウム戦役

先行するティアンム艦隊と皇族の本隊レビル艦隊。

レビル将軍の「できる男」感がカッコいいです!

原作漫画版では、どこか頼りない印象がありましたが、アニメ版のレビル将軍は沖田艦長みたいでとてもカッコ良いです。

ドズル艦隊は、ティアンム艦隊に対して苦戦。

ティアンムは勝利を確信するも、ドズルは転進を指示する。

この時、ルウム戦役の「本作戦」が始動したのです。

レビル艦隊を狙うジオン軍はモビルスーツ部隊を全機発進。

シャアはリミッターを解除し、最高速で突撃をする。

考察

この後のシナリオはルウム戦役とレビル将軍の脱走になるので、今作品ではランバ・ラルとハモンさん最後の登場シーンかもしれません。

ファーストガンダムでは登場話数が少なかったにも係わらず、圧倒的印象を残したランバラル。

そんなラルとハモンさん中心のエピソードを多く観れただけでも、ORIGINが制作されて良かったなと思います。

偉大なる父、ディアボロ・マスの逝去。

セイラはずっと、傍にいる人を失って生きていたのですね。

その人生で、鬼になってしまったキャスバル。

後にセイラが連邦として戦ったのは、ザビ家への復讐心よりも兄の愚行を止めたかったからなのかもしれません。

 

 

今回はここまでです。

 

ではまた!

 

次話

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