【NHK】機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星 第9話「コロニー落とし」感想

レビルのガンダムORIGIN ORIGIN
こんにちは、レビルです。
今回は、機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第9話「コロニー落とし」の感想です。
見せてもらおうか、ガンダムのORIGINというやつを!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第9話「コロニー落とし」の感想

あのコロニー落としが実行される。
それと「リックドムが全滅!?」のコンスコンさん登場します。

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ORIGIN 前夜 赤い彗星 第9話「コロニー落とし」感想

今話からオープニング曲は「逆襲のシャア」のテーマ曲、「BIYONNDO THE TIME -メビウスの宇宙を越えて-」に変更されています。

懐かしい!

サイド1ではジオンがコロニーを密閉し、コロニー内にガスの散布を始める。
そのガスは、生物の生命を奪う恐ろしい物だった。

ユウキが見た雪

意識が朦朧とし、身体の寒さを感じるユウキ。
その寒さの中で雪が降るのを見る。

それは、幻覚なのか灰なのか。

ゆっくりとシェルターに歩いていくと、シェルターを守っていたはずの2人の兵が倒れていた。

ガスが原因で意識が混濁したユウキは、その兵が疲れて休んでいる様に見えていた。

しかし、その直後ユウキの身体にも激しい異変がおき、立つこともままならなくなってしまう。

体温の低下なのか、凍える様な寒さを訴えシェルターに入ろうとするものの・・・。

閉ざされた青春

ORIGINの短いオリジナルストーリーですが、とても印象に残るエピソードです。

未来を約束し合う二人。
その二人の突然の終わり。

何が起きたのかも解らず、誰がどうなっているのかも解らず。
眠る様に、その人たちの時間が止まる。

ファーストガンダムでもそうでしたが、所々に散りばめられた短編エピソードが僕らの心を打つのだと思います。

コロニーの降下

サイド1はついに地球に向けての降下が始まる。

その途中でティアンム艦隊が阻止を図るものの、あまりに巨大なコロニーを停止させる事はできませんでした。

コロニーは3つに分かれ、地球表面に激突する。

落下地点は、オーストラリア・カナダ・太平洋の海

そう、ガンダムのオープニングで都度流れていたあのシーンです。

甚大な被害

コロニー落としにより、直接被害、2次被害により人類の半数を失っています。

まさに

「人類は恐怖した」

ジオン公国府での作成会議

ギレンは、ルウムも掃討しなければならないと作戦を提案する。

それに対してデギンは、ギレンのあまりにも残忍な行動から強く批判しています。

そして、それを聞きながら苦悩な表情のドズル。

ギレンの提案に対して有効な対案が無い事から、撤回させる事ができないと判断しデギンはガルマを連れて自室に戻って行く。
引退した身であるために発言力はほとんど無く、デギンは子供たちの暴走を止める事が最早できなかったのだ。

ドズル泣く

会議が終わり、自室に戻るドズル。

幼い愛娘の「ミネバ」を下手ながらもあやす。

それは娘を愛する1人の父親の顔でした。

可愛い愛娘のミネバを想い、ドズルは涙を流す。

「一人のミネバですら、こんなに可愛いのに・・俺は何億人ものミネバを・・」

自らの行いに恐怖し、そして自らの罪に涙した。

「昔は良かった。」

兄弟で仲良く暮らして居た頃を思い出し、どうしてこんな事になってしまったのかを悲しむドズル。

しばらくして、ドズルはある事に気が付く。

家族を守りたいなら、自分が強ければ良いのだ。
家族を守れなかった、弱いヤツが会悪いのだ。

と。

この時、もしデギンかガルマが近くに居たら、この謎理論にはならず、もしかしたらギレン、キシリアに反旗を翻していたのかもしれません。

謎理論に達してしまいましたが、少なくともドズルは優しい心を持っていたのです。

サイド5ルウム

サイド5のルウムもまた、民衆が混乱し暴動状態だった。
ジオン派の住民、連邦派の住民が衝突を繰り返す。

医療施設には被害を受けた多くの患者であふれています。

そこで看護していたのは、セイラ(アルテイシア)だった。

そこに怪しい男が近づき・・

セイラ・マス

セイラ(アルテイシア)に話しかけた男は、幼少の頃にサイド3からの脱出を手助けしたハモンさん、ランバ・ラルの仲間の「タチ」中尉でした。

彼は、ジオンの人間だが遺児達の敵では無い。

シャア・アズナブルの事、そしてキャスバル・レム・ダイクンは生存している可能性がある事をセイラに告げ立ち去る。

セイラ行方の把握

この時まではセイラ(アルテイシア)の動向をタチは把握していたのですが、ファースト時では見失っていたのでしょうか。

もし、その後もセイラ(アルテイシア)の動向を把握できていたら、ラルとハモンさんの悲しい最期は無かったのかも知れません。

その後、育ての親のデアボロ・マスが倒れたと電話が来る。

あの優しかった育ての親ディアボロさん。

その最期が迫っている。
できれば長生きして欲しい人物です。

彼女らにとって、本当の父以上に愛情を注いでくれた父親だったと僕は思います。

新型モビルスーツ「ザク2」

ジオンの新型モビルスーツとして、MS-06ザク2が施設内で整備されている。

それを黒い3連星の3人(ガイア、マッシュ、オルテガ)が視察していると、テスト運転から戻るシャアと会う。

3連星はシャアにライバル心剥き出しです。

シャアは冷静な態度でメカニックに改善点を指示する。

3連星の話から、ランバ・ラル中佐は先の上官命令無視により予備役に降格され、任務には就かなくなっている事が伝えられます。
降格&予備役からの復帰で、ランバ・ラルはファーストでは大尉だったのでしょうか。

シャア専用ザク

ここでシャア専用ザクは完成する様です。

参考画像と違い、ORIGINのシャアザクはスポーツカーの様な赤でした。
真っ赤な機体カッコいい!

ファーストガンダムでは、赤と言うよりも「ピンク」でした。
当時、制作会社でピンク色が余っていた為に赤では無くシャアザクの機体色がピンクになったと言われています。

ルウム戦作戦会議

ルウム方面に向かい集結していく連邦軍。

それに対してジオンは旗艦「グレート・デギン」艦内で今作戦の作戦会議を開く。

圧倒的勢力の連邦、特に主力のレビル艦隊に対して、「特別強襲大隊」をあててかく乱をし、ティアンム艦隊に対して全力をぶつけると説明する。

しかし、確か実際は、先発したティアンム艦隊とジオン陽動艦隊。
モビルスーツを使った特別強襲大隊が主力でレビル艦隊を壊滅。
だったと思うので、これは味方にも本当の作戦を伝えていなかったって事でしょうか。

情報漏洩を防ぐ為に、本当の作戦は極一部の者達にしか伝えていないのかもしれません。

コンスコン

ちなみに、あのコンスコンさんが質問の発言をしています。
コンスコンってジオンの中でも結構偉い人だったのねw

部下達の出立

ジオン本国にある、ハモンさんが働いているバー、「クラブ・エデン」で自暴自棄になっているランバ・ラル。

バーテンダーだった「クランプ」は、今作戦に参加する為、出立する挨拶をしているその時・・

コズン・グラハムが同作戦に参加する事を、ラル伝えにやってきます。

あれですよ、ファーストに出てきて、セイラガンダムを鹵獲寸前にした人。

ORIGIN序盤では登場せず、このタイミングでの登場なのはファースト時に「セイラさんの顔を知らなかった」という伏線なのでしょうか。
バーテンダーのクランプも、その後のラル隊に参加した一人で、副長を任されています。

ジンバに似てきたランバ・ラル

ランバ・ラルはクランプとコズンに、激しくザビ家批判をしています。

それを見て思ったのが、「ジンバ・ラルに似てきたな~」です。

結局は親子。ラルが若い頃は疎ましく思った父でしたが、どこか似てきてしまうのでしょうね。

そう考えると、ちょっとアレな感じのジンバ・ラルでしたが、若い頃はランバ・ラルと同じで正義感に厚く、人望のある人物だったのでは無いかと思います。

考察

題名通り、コロニー落としが今回のお話のメインでした。
それに対してドズルの思い。

ドズルは本当は優しい男なのだと思います。

あんな家系に生まれていなければ、あんな兄と姉が居なければ、
そして、もう少し賢ければ、ザビ家の狂った方向を正す事ができたのかもしれません。

 

 

 

今回以上です。

 

ではまた!

 

次話

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