ガデムという人物
ガデムとは、初代ガンダム第3話「敵の補給艦を叩け!」のみに登場した人物です。
高齢の為、前線任務から外れ補給部隊として勤務しています。
搭乗機体はMS-05ザク、通称旧ザク
ガデムの職業
ジオン公国軍・大尉
後方部隊ながら退役軍人でも予備役兵でもなく、現役の軍人です。
ガデム 人物考察
年齢的な事も含め無骨を表現したらこうなる、という位無骨な性格です。
百戦錬磨と自称していますので、年齢を考えるとジオンが独立する前からの職業軍人。
そうなると、まだモビルスーツが開発されていない時代があったはずで、その時は戦闘機か戦車のパイロットだったでしょうか。
ルウム戦役にも出兵していたのだと思われますが、調べても特に設定等はみ見当たりませんでした。
もし出兵していたとすれば、年齢的にルウム戦役も前線ではなく補給部隊だった可能性が高いです。
つまり、一年戦争時には既に前線を退いていたのではないでしょうか。
また、シャアのセリフで
と言っていますので、「補給部隊でかつ老朽艦に配属」ということは数合わせの閑職になっていると見る事もできます。
元々操縦の腕は確かなものの、本来引退しても良い位の高齢により臨機応変さが悪くなった事と、頑固さや口うるささ等から扱いにくい為に閑職に追いやられたのでは無いでしょうか。
これからの時代も、高齢化により会社でもこういった高齢者の閑職は増えてくと感じてしまいます。
一刻も争う事態だとシャアがガデムに伝えると
老いてなお盛んな性格を見る人に与えていますが、逆にこのセリフが高齢の為に反応が鈍くなった事を気にしているのが伝わってきます。
頑固一徹仕事はキッチリやり遂げる
ホワイトベースの奇襲を受けカタパルトが故障してしまう等の被害により、シャアの乗るムサイへの補給が困難な状況になり、更にガンタンクの砲撃でパプア補給艦が撃沈されながらもなんとか全ての物資をパプア補給艦から放出させています。
仕事はキッチリやり遂げる、頑固で真面目、そんな職人気質だからこそ困難な状況でもやり遂げる事ができたのでしょう。
怒れるガデム、ガンダムに特攻
シャアの静止を振り切ってガンダムに武器無しで襲い掛かり、ビームサーベルを紙一重で躱しガンダムに対してタックルを敢行!
ここで、ガデムは百戦錬磨の片鱗を見せるものの、タックル後にガンダムの二ノ太刀で胴体を切られてしまいます。
急いで脱出していたら逃げれた時間があったのですが、高齢ゆえの行動の遅さの為かガデムは脱出できず旧ザクと共に爆発してしまいました。
その必勝パターンであった初手のタックルでは、バランスを崩さない高い防御性能を持ったガンダム。
ガデムの定石に反して2の手3の手を初手で封じてられてしまった訳です。
必勝パターンが不発、年齢的にとっさの対応ができないほんの僅かな隙。
その刹那にガンダムのビームサーベルによって切られてしまったのです。
なので「あれほどのモビルスーツ」と言ったのでしょう。
旧型機と最新型機、オールドタイプとニュータイプ。
世代の交代を感じさえるエピソードでもあります。
旧ザクはタックルたけじゃない
ガデムの旧ザクが素手だった為、長い間旧ザクは「素手」というイメージが広く浸透していましたが、ちゃんと装備は設定されています。
と、取り合えずザク2が装備していた武器は一通り使える感じです。
ガデムも補給物資から武器を取って使えば良かったのに、使わなかったのはあくまでシャアに渡した物資は自分の物では無いという拘りからでしょうか。
第3話の名台詞
ある意味最も有名なシャアのセリフです。
この超有名なセリフも第3話だったりします。
カイがガンタンクで初出撃時のセリフです。カイらしいセリフが良い感じです。
この一言で有名になったと言っても過言では無い位のセリフですが、戦って10秒くらいで死んでいます。
アムロがブライトに不信感を持ち始めたのも第3話からです。
といった感じで、第3話は色々な切っ掛け等が始まる回でもありました。
ガデムは死んでしまいましたが、シャアに補給物資を全て渡しシャアにその後を託したのです。
仕事をキッチリ完遂する男ガデム、そんな彼だからこそ多くの人の印象に残ったのでは無いでしょうか。
この記事作成にあたり詳細はWikipediaを参考にしています。
Wikipedia
今回は以上です。
ではまた!
コメント
リクエストに早速答えてくださりありがとうございます。これを参考にしながら明日第三話を見ます。
匿名さん
リクエストがあると、ブログのネタ探しが楽になるので逆にありがたいです。
読み返してみたら、内容が高齢高齢ばかりになっていました。。
デザイン的にはザクより旧ザクの方がスッキリしていて好きです。