機動戦士 THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第4話「さよならアルテイシア」の感想
ORIGIN 前夜 赤い彗星 第4話「さよならアルテイシア」感想
衰弱するアストライア
物語はジオン本国、塔に閉じ込められているのも同然のアストライアと慰問に来たハモンとの会話から始まる。
何も聞かされていない
ジオン・ズム・ダイクンの本妻であるローゼルシアが、既に亡くなっていた事をハモンから初めて知ります。
そして、キャスバルとアルテイシアはディアボロ・マスという人の養子になった事。
どうやらアルテイシア(セイラ)が書いていた手紙も、彼女の元には届いていない。
あまりにも酷い仕打ちです。
本妻が存命中ならば彼女の指示という事になりますが、ローゼルシアが亡くなった後も幽閉状態でかつ情報統制されていたという事は、ザビ家による指示だったのでしょうか。
子供たちに会いたい
アストライアは子供を引き剥がされ、塔の中で1人孤独に過ごす事がどれだけ辛い事だったでしょうか。
そして、これからもずっと幽閉が続くのでしょうか。
アストライアさん、不憫過ぎます。
モビルワーカーの模擬戦
場面が変わり、モビルスーツ秘密開発施設では、モビルワーカーでの模擬戦を行っています。
どうやら、ランバ・ラルと3連星のマッシュが対戦している様です。
荒くれ共たち
後の青い巨星「ランバ・ラル」と後の黒い3連星「マッシュ」がモビルワーカーで模擬戦を行っているのですが、お互いに滅茶苦茶攻撃的でケンカマッチと言えるくらい激しくぶつかり合っています。
後にエースとなる同士の対戦ですが、腕前はランバ・ラルの方が数枚上手の様で、ランバ・ラル機がマッシュ機の左腕と頭部を破壊して勝利していました。
ランバ・ラルの勝利、それは3連星のマッシュよりもランバ・ラルの方が、パイロットとして上という事がここで受け取れます。
ある意味ファーストファンから見たら、ドリームマッチ的な模擬戦でした。
どうかしてるぞ!
ランバ・ラルが勝利したとはいえ、マッシュはラル機のコクピットを狙って攻撃していた為、生命の危険さえある攻撃にラルは大怪我を負ってしまっています。
この頃はまだ「モビルスーツ」ではなく、作業用の「モビルワーカー」なのでコクピットがほぼむき出し状態なのです。
こりゃ確かに命がいくらあっても足りませんし、そんな状況下で平然としている彼らはほとんど異常です。
正に、
です。
クラブエデンにて
大怪我したラルは、クラブエデンでハモンさんに看病してもらっています。
てか、大怪我した時くらい真っ直ぐ帰れwとも思ったのですが、帰っても誰も居ない訳で、仲間達が居るクラブエデンに行った方が身体を休められるのでしょうね。
涙するハモン
アストライアの不憫さに、ハモンさんはラルを看病しながら涙しています。
何もしてあげられない、助けてあげられない事への悔しさもあるのでしょう。
このままではアストライアの生命が危ういと、それ程までにアストライアはやつれていたのです。
優しきドズル
ハモンさんがアストライアに会えたのは、ドズルの計らいだそうです。
ギレンやキシリアとは違い、ドズルは人間味を持って居る漢なのです。
やっている実験は滅茶苦茶だけど。。。
それを無事にこなせるだけの人材(ラルや3連星)を揃えたという事でしょう!
テキサスコロニーに移住
養父ディアボロと兄妹はテキサスコロニーに移住し、ロジェ・アズナブルと言う人に住まいを案内されています。
アズナブル??どこかできた事がある名前な無様な・・・。
シャア・アズナブル
兄・妹で乗馬をしていると、兄エドワウ(キャスバル)にうり二つな青年がやってきます。
名前は
外見はキャスバルとうり二つで、違いは目の色だけ。
あまりのそっくりさに、セイラ(アルテイシア)はお互いが会った時にどんな事になるか不安でしたが、気が合う風で一安心。
ついに出てきました
「シャア・アズナブル」
キャスバルとそっくりな所から、彼から名前を拝借したのは確実そうです。
母アストライアの逝去
いつもの様にセイラ(アルテイシア)が母に手紙を書いていると、エドワウ(キャスバル)が苦悶の表情で母の逝去を伝える。
この日から、エドワウ(キャスバル)は明らかにやさぐれて行き、暴力事件を数多く起こしています。
母の逝去を知り、復讐の憎しみの炎が燃え「鬼子」になって行く始まりの時だったのでしょう。
顔つきも険しい表情になってしまっています。
ジオン士官学校に合格したシャア・アズナブル
キャスバルとそっくりなものの、軽い性格のシャア・アズナブル。
士官学校に合格して大喜びをしています。
これからはギレンの説く「宇宙移民の時代」だと夕食のテーブルで講釈しています。
まさか、すぐそばに居るのがジオン・ダイクンの遺児とは知らずに。
愛猫ルシファの死
母アストライアの後を追う様に、猫のルシファも亡くなってしまいます。
母のお墓の隣に小さなお墓を作ってあげるセイラ。
母が寂しくない様に、あの世で幸せに暮らしてほしいと、そう願っていたのです。
さよならアルテイシア
エドワウ(キャスバル)はシャアと一緒にジオン本国に向かう事を告げ、セイラの元を去っています。
この場面で、ファーストガンダムで有名な回想シーンがリメイクして登場してます。
という叫び声とファーストガンダムで使用された曲がBGMとして流れていて、実に特徴的でした。
入れ替わる、シャアとキャスバル
空港の手荷物検査で、入れた覚えのない危険品が見つかり、シャアは足止めを食ってしまいます。
このままではジオン行きのシャトルに間に合わない。
そこでキャスバルは、お互いの入れ替わりをシャアに提案しています。
上手い作戦ですが、あまりにも出来過ぎていて、どう考えても怪しい!
キャスバルの陰謀を感じます。
シャトルの爆発
キャスバルとシャアが入れ替わり、無事にシャトルに搭乗できたシャア・アズナブル。
出港してまもなく、シャトルは大爆発してしまう。
ジオンのスパイは、キャスバルを処する事に成功したと報告しています。
そう、やはりジオンによる計画があったのです。
キャスバルは、処される事を予期していて、それを利用して自らをシャア・アズナブルとして入れ替わりを図りジオン士官学校に入学した。
もう既に鬼子完成です。
謀ったな!キャスバル!
士官学校入学式
シャア・アズナブルに扮したキャスバルは士官学校の入学式に出席。
目の色が違う事を悟らせない様に、サングラスをしています。
サングラス姿が、誰かに似ているな~と思ったら、
てか、本人だから当然なんだけどねw
シャアの幼馴染
隣の席から、シャアの幼馴染だという青年が気さくに声をかけています。
まだ彼はシャアが偽物だと気が付いていませんが、きっと、多分、いや確実に口封じされそうです。
やってる事が結局ザビ家と一緒じゃん!って思ってしまいます。(口封じをしちゃったらね。)
ガルマの宣誓
ギレンの演説の後、生徒代表としてガルマが宣誓。
演説もちょっと身振り手振りがオーバーで下手な感じ。
最後にガルマが「宣誓!」で第4話終了。
感想
個人的にちょっと面白かったのが、ファーストガンダムで有名なギレンの演説は、この頃まだあまり評価されていなかった点です。
連邦軍と開戦してから、演説スキルが発動する様になるのでしょうか。
今回は全体的に比較的落ち着いた回で、モビルワーカーの模擬戦以外は派手なシーンはありませんでした。
でも、シャア・アズナブルと名乗る様になった理由がこの回で解るので、とても重要な回でもあります。
今回は以上です。
ではまた!
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