ガンダムTHE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)とは
機動戦士ガンダムの原作者の一人、安彦良和さんの漫画のアニメ化です。
原案:矢立肇・富野由悠季
メカニックデザイン:大河原邦男
TVアニメ「機動戦士ガンダム」をベースにした作品ですが、設定の見直しや外伝的エピソードの追加など独自のアレンジが施されています。
漫画版ではジオン独立~ア・バオアクーまでのお話ですが、NHKアニメ版は「機動戦士ガンダム」第1話直前までの内容で、エピソード0といった内容です。
このブログでは、NHK放送予定分の内容(ファーストガンダム第1話直前まで)を予習として書いていきます。
TVアニメ「機動戦士ガンダム」との相違点
ガンタンク
ファーストガンダムでは、ガンタンクはV作戦によるRX計画の1機種だったのに対し、ORIGINでは10年以上前に量産化された大型主力戦車として登場します。
デザインも大きく変わり、より武骨なデザインに変更されています。
コアブロックシステムは無し。
完全に戦車としての扱いで、キャノン砲の威力は絶大なものの物語開始時点ですでに旧式化しており対モビルスーツ戦ではザクに全く対抗できない。
ガンキャノン
ファーストガンダムでは、ガンタンクと同じくV作戦によるRX計画の1機種でしたが、ORIGINではザクI(旧ザク)に対抗して開発した地球連邦軍初の量産型モビルスーツとして登場します。
開発者はテム・レイ
初期型は左肩にキャノン、右肩にバルカン砲を装備。マニピュレーターが3本指となっていて古さを演出。
コアブロックシステムは無し。
オデッサ作戦以降は5本指になる。
初登場時は連邦初の新型モビルスーツとして登場しますが、対モビルスーツ戦能力は非常に低く残念ながらザクに対抗できませんでした。
ガンキャノンの開発方針が「歩兵支援」だったのに対し、ザクは「対モビルスーツ」だった事からも相性の悪さが伺えます。
作品の経緯
安彦良和さんは残りの人生を漫画家として送るつもりであるうえ、「そもそもガンダムという物語は、自分が関わったとはいっても富野さんの作品だという意識も強かった」と、当初この企画に難色を示していました。
ガンダム発表後35年の間、安彦さんにとってその存在が「鬱陶しい尻尾」と評するほどであり、今作におけるリライト化はやっと「ガンダムの安彦」が薄れてきた後だったので、正直迷惑で最初は固辞するほどです。
しかし、病気で入院することになり、入院中手持ちぶさたに物語のネームを切り始めたところ、一気にガルマ・ザビ戦死のくだりまで描き進められたこと、さらに富野由悠季さんからも「読ませてもらう」と言われたことで、本作の執筆を決めたそうです。
TVアニメ「機動戦士ガンダム」は永井一郎さんのナレーションである程度の歴史を語られていますが、それまで作品として描かれていなかった「一年戦争を巡る疑問を逆算して、構想し、答えを出した。」とのこと。
「ファーストガンダム」はグラウンドデザインが良くできていて、綺麗にピースがはまっていくので、「ジグソーパズルのような楽しさだった。」と安彦さんは語っています。
との事で、結構人口が多い「ファーストガンダム以外の作品に対して拒否感のある方」でも、この作品「ORIGIN」は原作者が書いたガンダムとして受け入れられるのではないかと思います。
放送局と配信
2019年4月29日~
月曜 0:35 – 1:05(日曜深夜)近畿広域圏を除く日本全域
月曜 1:09 – 1:34(日曜深夜)近畿広域圏
放送が深夜なので、リアルタイムで視聴するのは難しいかもしれません。僕自身は録画や配信ビデオでの視聴になると思います。
ちなみに、エンディングテーマはあのガンダムファンなら一度は歌ったことがあるはずの、「めぐりあい」です。
でも、オリジナルではなさそうです。
各話
OVA全6話
・哀しみのアルテイシア 絵コンテ 安彦良和・今西隆志
・暁の蜂起 絵コンテ 安彦良和・今西隆志
・運命の前夜 絵コンテ 安彦良和
・激突 ルウム会戦 絵コンテ 安彦良和・カトキハジメ・江上潔
・誕生 赤い彗星 絵コンテ 安彦良和・カトキハジメ
を再編集して、13話で放送します
今の所解っているNHK放送分の題名は
第2話 母との約束 絵コンテ 安彦良和・今西隆志
1話~2話はシャアとセイラの生い立ちの話ですね。
ラル家との関りも解る様になると思います。
かなり重い話なので、観るのがちょっと辛いかもしれません。
あと、ザビ家の幻の次男「サスロ・ザビ」も出てくるかと思います。
是非一緒に視聴しましょう!
評判が良ければ、1年戦争本編もアニメ化されるかもしれません。
ガンダムの真骨頂は1年戦争です。
皆さんも、現代にリメイクされたファーストガンダムを観たくないですか!?
ORIGIN版1年戦争が観たい!
なので、4月29日月曜日(日曜深夜)から始まるガンダムORIGINを観て応援しましょう。
今回は以上です。
ではまた!
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