ガンダム人物考察「アムロ・レイ」

アムロ・レイ人物考察 アムロ・レイ
こんにちは、レビルです。
今回は、ガンダム人物考察「アムロ・レイ」です。
機動戦士ガンダムの主人公として、誰も知る超有名な人物です。
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アムロ・レイという人物

アムロ・レイとは、「機動戦士ガンダム」、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主人公です。
機動戦士ガンダムでは、主にRX-78ガンダム。逆襲のシャアではvガンダムに搭乗しています。
出演した作品は、機動戦士ガンダム、機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア。


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父テム・レイ、母マリア・レイの長男(一人息子)として産まれています。
くせっ毛なのは、父母どちらにも似なかった様です。

アムロ・レイの出身地

出身地に関しては、所説あります。

テレビアニメ版の設定

出身地:日本の山陰地方。
日本人、漢字表記は「アムロ 嶺」

日本語表記の名前は、レイは漢字で「嶺」ですが、アムロは「安室」では無いようです。

劇場版の設定

出身地:カナダのブリティッシュコロンビア州
アングロ・サクソン人

テレビアニメ版と劇場版で、東洋西洋全然出身地が違うのですが・・・

アムロ・レイ名前の由来

戦闘機の零戦から来ています。
零戦の型式名称はA6M

A6M・零戦

あろくえむ・れいせん

あむろ・れい

で「アムロ・レイ」

アムロ・レイの趣味

趣味は機械いじり。何かに没頭する事が好きで、その性格が原因で開発中のガンダムを知る事になる。

第1話の冒頭や、ガンダムの整備も自分でしていたりと、基本的に黙々と何かに打ち込む性格は科学者のテム・レイに似たのでしょう。

当時のロボットアニメは熱血少年ばかりだったのに対し、こういった「何事にも執着の無い人物」悪く言えば「根暗な少年」が主人公だったのはかなり特異で、当時の常識を覆す主人公でした。

しかし、放送当時は主人公は熱血少年が当たり前の時代なものあって、ある程度熱血の片鱗はアムロにもあります。
(そうしないと、スポンサー側がうるさかったのでしょう)

やる時はやる男、その熱血の片鱗があるがゆえに、その2面性が結果的にアムロの更なる魅力になっていたと感じています。

もしアムロが根暗なだけだったら、ガンダム自体がここまで人気になっていなかったかもしれません。

最初に乗ったモビルスーツはRX-78ガンダム。
劇中、コアファイターやガンキャノン、ガンタンクを操縦し戦っている描写もあります。

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アムロ・レイの好み

〇好きな食べ物:ハンバーガー(機械をいじりながら食べれるから)

◎憧れの女性:マチルダさん

△カイ・シデン:「カイさん、僕はあなたの全部が好きという訳じゃありません。」

×嫌いな人:ブライト・ノア

バズ大好きアムロ・レイ

アムロにはなぜかバズを良く使っているイメージがあります。
実際にはビームRを使っている事の方が多いのですが、要所要所(第10話「ガルマ散る」や最終決戦でのバズ2個持ち等)のインパクトの強い回にバズ装備して出撃しているからではないかと。
バズ大好きだけど、撃ったらすぐ敵に向かって投げ捨てちゃうのも、アムロクオリティ。

アムロはトランクス派

80年代の当時としては先進的な縦縞のトランクス派。
ブリーフと違うのだよ、ブリーフとは!

アムロ・レイの職業

第1話では、フラウ・ボウやハヤト・コバヤシと同学年で15才、軍関係者の民間人です。

テレビアニメ版では、ジャブロー基地で正規軍人として曹長に任命されています。
劇場版ではジャブロー基地で少尉に任命。

ほとんどTV版使いまわしの劇場版ですが、意外にも色々設定が変わっていますね。

1年戦争後は大尉になっていますが、超人的な撃墜スコアを出した割に階級が伴っていません。
それは、「士官学校を出ていない為に、それ以上の階級を与える事ができなかった」となっています。

現実世界だと、「准尉(少尉の1つ下)」が士官学校を出ていない場合の最終階級なので、それを考えると大尉は異例の大出世と言えます。
(奇しくも最終階級がアムロが初めて「勝ちたい」と思った、ランバ・ラルと同じ大尉ですが、ラルの場合は政争に負けた家柄の為出世が閉ざされているのが理由。)

享年

29歳の時にシャアと共に行方不明になり、亡くなったとされています。

アムロ・レイ 人物考察

序盤はかなり内向的な性格で、人と交流するのもあまり得意とは言えない性格。
悩んだりした時は、自分の殻に閉じこもるクセがありました。

しかし、リュウ・ホセイの逝去やランバ・ラルとの出会い、そしてララア・スンとの出会いを重ねて生きる意味を見出し意欲的、前向きになって行きます。

パイロットとしては、歴代ガンダム作品で最強と言われています。

アムロはニュータイプとしてはオールドタイプ的な感性を持っていることを、原作者の富野さんは「月刊マガジン」のインタビューで語っています。
引用元:Wikipedia

パイロットとしては歴代最強、しかしニュータイプとしては歴代で最もオールドタイプに近い存在の様です。

ガンダム

「しっかりしろ、君は強い女の子じゃないか。」

フラウ・ボウを勇気付け、ホワイトベースに避難する様に声を掛け、搬送中だったガンダムに乗り込む。

父親が開発した連邦の新型モビルスーツ「RX-78ガンダム」

「こいつ・・動くぞ!」

アムロは初めての操縦、初めての戦闘でありながらザクを2機撃破しています。

しかし、ザクを破壊した衝撃でコロニーに破孔ができ、父テム・レイは宇宙に投げ出されてしまう。

ガンダムに乗り込んだのは、機械いじり好きの興味からだったのか、生き残る為だったのか、フラウ達を守りたい為だったのか。

ここからアムロの数奇な運命が始まったのです。

ブライトとの不仲

自らも戦わなければならない状況の中、軍人としての考え方を押し付けるブライトとは、度々ぶつかっています。

いきなり戦場に投げ出された様な状態での生活、そしてブライトの気遣いの無い叱責。

アムロの心は徐々に壊れて行ってしまう。

「二度もぶった。親父にもぶたれた事無いのに!」

それが甘ったれなんだとブライトは返す。

テムは仕事が忙しく、あまりアムロに構ってあげれないのと、母親と離婚して父1人子1人なこと、そしてテムの放任主義的な所もあって、叱って育てるという教育はしなかったのでしょう。

そう、あまりにも今までとは状況が変わってしまっていた事に、アムロの順応が追いつかなかったのです。

まだ15才なんだもの、しょうがない事でもあります。

母カマリア・レイとの再会

アムロは難民キャンプで救護活動をしていた母カマリアと再会していますが、決して感動の再会という訳ではありませんでした。

母は、アムロは優しい子供のままでいて欲しかった。
軍人になったアムロに失望する母。
それは今は戦争なんだという事さえ無視した親の身勝手な理想であり、こうであって欲しいという押し付けだったのです。

アムロがこうなったのは「男で一つで育てたから・・」と言っていますが、ではなぜ自分で育てる選択をしなかったのか。

「男で一つで育てたから・・」この言葉から、テムとの仲は冷めきっている事が分かりますが、正直テムの方がアムロに対して愛情があったと思います。

男が子供を引き取って育てると言うのは、並大抵の事ではないはずです。

第1話でホワイトベース艦内にあるテムの私室には、写真立ての中にアムロの写真が入っている事からも、アムロへの親としての愛情は人並みにあった事が伺えます。

このシーンの富野さんの絵コンテには、「彼女の背後の自動車に乗った男が情夫である。」との書き込みがああり、小説版では、アムロが幼少の事から不貞をしていた事が書かれています。

アムロはキッパリと母と別れ、ホワイトベースに戻った。

これが母とは最後の邂逅で、その後母は消息不明になっています。

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ランバ・ラルとの出会い

アムロはランバ・ラルと出会い、成長の扉が開く。

「僕は・・・あの人に勝ちたい」

この時初めて、生き残る為だけにパイロットをしていたのではなく、パイロットとしての目標を見つけていた。
越えなければならぬ、父親のような存在として。

初めて人に勝ちたいと思ったランバ・ラルが亡くなり、
敵討ちに来たラルの内縁の妻クラウレ・ハモンが亡くなり、
そして精神的支柱であったリュウ・ホセイが亡くなる。

それらは、アムロに生きる意味を問いかける事になりました。

この時から、アムロは精神的に大人になって行く。
悲しみを胸に抱き、悲しみを越えるほどに、人は成長して行くのかもしれません。

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ガンダム人物考察 リュウ・ホセイ
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人の革新、ニュータイプの覚醒

超人的な活躍をしてきたアムロは、宇宙に上がる頃にはニュータイプとして覚醒しています。

ホワイトベースが宇宙に上がった所を待ち伏せていた、ドレン率いるキャメル艦隊を短時間で撃滅
サイド6宙域ではコンスコン艦隊すらも短時間で撃滅しています。

「ぜっ全滅!?12機のリック・ドムが全滅?3分もたたずにか!?化け物か・・・」

これら人間離れした戦績からジオンから「連邦の白いヤツ」と恐れられる様になる。

幼馴染で、ずっとアムロの世話を甲斐甲斐しく焼いてきたフラウ・ボウですら、

「アムロは、違うわあの人は。私達とは違うのよ。」

と思い、感じる様になってしまいます。

ニュータイプに覚醒した事、それは人とは違う何かとして、孤独になってしまう事でもありました。

父テム・レイとの別れ

サイド6で偶然父テム・レイと再会する。

しかし、彼はもう昔の父ではありませんでした。
長時間宇宙空間をさまよったことで、酸素欠乏症になり、脳が正常では無くなっていたのです。

仕事に忙しく、あまりアムロにかまける事ができませんでしたが、人並みの愛情があった父。
今はもう別人の様になっていたのです。

そして、父との別れ。

母を失い、父を失い、そして幼馴染のフラウにすら心に距離を置かれてしまう。
派手な戦闘シーンで面白く機動戦士ガンダムを鑑賞していた子供の頃には気が付かなかった、アムロの悲しさを感じます。
【ガンダム】人物考察「テム・レイ」
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アムロ・レイとララア・スン

父と再会したサイド6では、ララアと出会っている。
その後、ニュータイプであるララアとの戦闘中で思念会話とも言えるテレパシーの会話でお互いを理解し始めて行くが・・。

シャアへの攻撃をララアが庇った事によってララアは亡くなってしまう。

ニュータイプ同士、分かり合える可能性があった人を、不可抗力とはいえ自分の手で処してしまった。
アムロはこの自責の念を、一生抱えて生きて行くのです。

別ればかりが続いたアムロへの希望は、またしても閉ざされてしまった。

アムロは「戦う人では無かった」ララアを戦場に連れ出したシャアを、アムロはこの先も最後までシャアを許す事ができませんでした。

僕には、帰れる所があるんだ

ア・バオアクー決戦で、アムロが乗るガンダムとシャアの乗るジオングとの一騎打ち。

そして、基地内部でのシャアとフェンシングでの一騎打ちを経た後、ホワイトベースの皆にテレパシーで「もうホワイトベースは持たないこと」「ここも、もうすぐ爆発すること」を一人一人に伝え、スペースランチで脱出を促します。

アムロのニュータイプ能力が最大に覚醒され、ニュータイプでは無いカイやハヤト、ブライトにもこのテレパシーは通じていました。

辛い事ばかりの中でアムロは精神的にも成長し、最後はホワイトベースの皆を思いやり、助けたのです。

まだ僕には帰れる所ががあるんだ。
こんなに嬉しいことはない。
解ってくれるよね、ララアにはいつでも逢いに行けるから。

アムロの撃墜数

MS 142機
艦船 9隻
実は意外にもこの成績は、連邦第2位の成績なのです。
連邦1位は、テネス・A・ユングと言う人(設定のみで映像作品には出ていません。)で、
MS 149機
艦船 3隻

ライバルのシャアは

シャアはジオンのトップ8の中に名前がありませんでした。
詳細な撃墜スコアも見当たりませんでした。
トップ8に名前が出なかったのは、ホワイトベースにべったりだったのと、途中の離脱期間が長かったのが原因かもしれません。
ちなみに、件のジオントップ8にはランバ・ラルや黒い3連星も載っていません。
エースって・・・。

アムロ・レイは果たして幸せだったのか?

ファーストガンダム時

・サイド7で普通の少年としてのんびり暮らして居たが、シャアの部隊によってサイド7が襲撃された事により戦いに巻き込まれる。
・母のカマリア・レイとはアムロの幼少期に離婚(別居?)して長年会っていなかった。地球にて再会したが、分かり合えず別れる。その後消息不明。
・育ててくれた父親のテム・レイは酸素欠乏症で脳に障害が残る。階段から落ちて亡くなる。
・理解し合えたララァ・スンを、誤って自分の手で処してしまう。
・幼馴染で色々と甲斐甲斐しく世話を焼いていてくれたフラウ・ボウは、アムロから心が離れる。

Zガンダム時

・味方であるはずの連邦軍から「ニュータイプは危険」だとして外出が許されない生活。
・フラウ・ボウはハヤト・コバヤシと結婚。

逆襲のシャア時

・シャアと共に行方不明になる。
・恋人のチェーン・アギが、逆上して味方であるはずのハサウェイ・ノア(ブライトとミライの子供)に撃ち落される。

 

華やかな世界観の中で僕らはあまり気が付かないのですが、アムロは得る事よりも失う事ばかりで、本当の幸せを得る事が無く、若くして亡くなっているのが一覧で伝わるかと思います。

僕は、アムロの事を考えると「ヒーロー」としてのカッコ良さの記憶よりも、報われなかったアムロの悲しみを感じてしまうのです。

 

もし、アムロがニュータイプで無かったら、もしサイド7にジオンが襲撃していなかったら、

 

もしかしたら、幸せな人生を全うできていたのかもしれません。

 

ガンダム人物考察「アムロ・レイ」

この記事作成にあたり詳細はWikipediaを参考にしています。
Wikipedia

 

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