「全てモビルスーツ、モビルスーツか・・時代が変わったな。」
レビル将軍という人物
14話、16話では名前のみがマチルダ中尉から語られ、23話で本人が登場しています。
ジオン軍のデギン公王が和平を申し出た際、ギレンのソーラレイ照射によってデギン公王もろとも逝去している。
レビル将軍人物考察
年齢は不詳なものの、白髪にふっさりとした白いひげを蓄えた姿からそれなりの高齢と思われます。
しかし、その高齢とは相反して非常に先見的な思想と柔軟な考えの持ち主で、モビルスーツの重要性を連邦高官に説いたり、ニュータイプ部隊(ホワイトベース隊)に理解を示す。
補給部隊であるマチルダ隊をホワイトベースに幾度も派遣し、当時連邦高官からは「厄介者」扱いされていたホワイトベースに対して、小規模部隊ではあるものの欠かさぬ支援をしてホワイトベースを陰で支えています。
その表れとして、副官(エルラン中将)に「なぜそこまで肩入れなさるんです?」と反対されていながらも、ホワイトベースにガンダムのパワーアップメカであるGアーマー(劇場版だとコアブースター)を届ける様マチルダに指示しています。
常に前線に立ち陣頭指揮を執る
文官のゴップ提督と真逆で、武官のレビル将軍は常に前線で指揮を取っています。
高官に成れば成る程、後方や本拠地で指揮をするというイメージが強い中で、決戦時は陣頭指揮を執るレビル将軍、老いても益々盛んと言えます。
レビル将軍はニュータイプなのか?
その後すぐにララア・スンが操縦する、エルメスのビットによる超遠距離からの攻撃を受けている為、レビル将軍はニュータイプの素養があったのでは?と言われています。
公式には発表されていませんが、モビルスーツに対する先見性やホワイトベースへの理解を考えると本人も自覚できない程微弱ではあるものの、ニュータイプの素養があったのだと考えます。
デギン公王とレビル将軍
ルウム戦役でレビル将軍はジオンに捕まってしまいますが、和平を望むデギン公王によると思われる裏手配や連邦軍の努力により、ジオン本国を脱出して地球に帰還しています。
レビル将軍自身の見た目や、温厚な話し方から考えるとレビル将軍は好戦的なタイプとは思えないです。
ではなぜ徹底抗戦を宣言したのか?
思うに、ザビ家のあまりにも非道な行為を見てきたレビル将軍。
デギンの気持ちはなんとなく解るが、デギンの息子たちが余りのアレっぷり。
それに対し、和平を望んでいたデギン公王はレビルの宣言に対して激怒し、連邦を徹底的に叩けと子供達に指示しています。
「叩く」という言葉の意味が、デギン公王と、ギレン&キシリアとは全然違うのです。
しかし、一時的な怒りの感情が過ぎ、再び和平を望む様になり、そして愛息子のガルマが逝去してしまった事、ギレンとキシリアが余りにもアレな事。
元々争いを望んでいなかったデギン公王は、ア・バオア・クー宙域にてレビル艦隊に接触し単独和平会談を申し出る。
その刹那、悪意の光によってお互いを含めた多くの人間が光の渦に消えてしまうのだった。
ティアンム中将に呼び捨てされる
ORIGINでティアンム中将は「レビル」と呼び捨てにしています。
レビル将軍は大将なのでティアンム中将よりも上官です。
なのに「レビル」と呼び捨てだったのは、なぜでしょう?
ちなみに、宇宙軍の総司令の呼び名は「提督」
という事は、ゴップ提督ならティアンム不機嫌にならなかったのかな??
(それはそれでティアンム不機嫌になりそうな気が・・・)
もしレビル将軍が居なかったら、地球はザビ家に支配されていたかも知れません。
そして、レビル将軍が理解者で無ければホワイトベースは味方基地まで辿り着け無かったかもしれません。
少年達に「1週間の休暇でも与えられたら」という言葉、デギン公王の辛い気持ちを察した言葉。
レビル将軍は聡明な軍人であり、それ以上に穏やかな人物だったのだと思います。
以上です。
ガンダム人物考察「レビル将軍」
この記事作成にあたり詳細はWikipediaを参考にしています。
Wikipedia
コメント