機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第8話「ジオン公国独立」の感想
今回ついにRX-78の開発が始まります。
ORIGIN 前夜 赤い彗星 第8話「ジオン公国独立」感想
暗躍するキシリア
グラナダで市長と秘密会談。
しかしそれは会談と言うよりも、単なる併合勧告でした。
それを頑として受け入れない市長。
結果的に併合は失敗してしまうのですが、その後がいかにもキシリアらしい行動を取っています。
RX計画始動
アナハイム社では、数的に圧倒的有利だった連邦のガンキャノンがジオンに大敗した事から、モビルスーツ開発の是非が問われる。
テム・レイもまた、ガンキャノン開発に多少でも携わった事から責任を問われそうになってしまう。
モビルスーツの開発を諦めるという事は、「アナハイムがジオニック社の軍門に下るという事」、そして「ミノフスキー博士の意思を継ぐべきだ」とテム・レイは熱弁する。
今回、スクリーンにはあのガンダムが姿を現します。
テム・レイ
ともすれば、ガンキャノン敗戦の責任を取らされて更迭されている可能性を、彼は弁舌とRX計画の発表により一人で覆した。
この時テム・レイはこの時間違いなく、アナハイム社で最も先見的で、最も優れた開発者だったのです。
そして、ここから機動戦士ガンダムの歴史が始まると言っても過言ではありません。
テム・レイの部屋
基本、家で引き籠るのが大好きなアムロは、ひょんな事から父テム・レイの部屋に入る。
アムロ、ファーストよりもかなり大人っぽくなっています。
父テム・レイの部屋は、個人宅には全く似つかわないサーバー群やガンダムの設計図、そして小型のマニュピレーターが置いてあった。
アムロは父テム・レイの部屋のマシン群や資料に夢中になって、毎日夜遅くまで父が何をしているのかを調べるのに夢中になる。
それは、新しいおもちゃを得たかのように。
ガバガバセキュリティ
自宅に超機密事項があるのはどうなのでしょうか。
現代では、大手企業の場合は機密の関係でノートパソコンを持ち出すだけでも、申請等がかなり大変なのに・・。
ファーストが放送されていた時代は、機密とかがゆるかったという時代背景もあり、テム・レイ宅に機密事項が普通に置かれていました。
そして、父親の資料を見てアムロはガンダムの知識を得ています。
ORIGINもこうしないと、アムロがガンダムの知識を得る事ができないので、改変できない部分なのでしょうね。
しかし、やっと物語が僕らの知る機動戦士ガンダムらしくなってきました。
不良カイ・シデン
1年留年して、年上だがアムロやハヤト、フラウと同学年のカイ・シデンがショベルカーに乗って開発区域に侵入しようとする。
ファースト時の皮肉屋なカイ・シデンのイメージとは少し違い、この時は不良的なイメージが強く出ています。
少年時代にはよくある冒険とも言える行動だったのですが、侵入しようとした場所は少年達が予想もしない、とても危険な場所でした。
ビンタのフラグ
ORIGINカイ・シデンの不良イメージは、ファーストガンダムでセイラさんにビンタされるフラグでしょうか。
あの時確か、
ってビンタされてたですし。
ジオンの侵攻
ジオンはついに連邦との闘いの火ぶたを切る。
圧倒的有利なジオン、連邦のマゼラン、サラミス、そしてセイバーフィッシュはジオンのモビルスーツ部隊に全く歯が立たない。
その中でランバ・ラルはそのあまりにも一方的、かつ無慈悲なザビ家のやり方に怒りにも近い不満を募らせながら戦う。
この時、ランバ・ラルは中佐。
ドズルはラルに対し、新たな作戦の内容を説明し、作戦協力を命令する。
しかし、その作戦があまりにも非人道的な事からランバ・ラルは断固として反対し、
と言い、ドズルの前から去る。
ランバ・ラル
例え上官であっても、それがザビ家の一人であっても、間違っている事は「間違えてる」と言える男。
そして、人の道を外す事を良しとしない性格。
ランバ・ラルは本当にカッコイイです。
サイド1
連邦に協力的姿勢であるサイド1、しかし守る連邦は壊滅し、残るはサイド1住民のみとなってしまう。
そんな中でも住民の士気は高い。
サイド1の住民は、コロニー内にジオンが入ってきたら応戦する構えだ。
しかし、ジオンはコロニー内に侵入しようとはせず、採光ミラーを覆う様に何かのコーティングをしている。
ユウキとファン・リー
風雲急を告げる空気の中、若い男女の青春物語が始まる。
ORIGINのオリジナルストーリーだ。
ユウキは日本人の血が流れていて、ユウキの漢字は「勇気」
この騒乱が終わったら一緒に日本へ行こうと、ファン・リーを誘う。
恋する若い二人の物語は、次回第9話に続くのでした。
考察
機動戦士ガンダムぽくなってきた部分と、ORIGINオリジナルの物語と、とても見ごたえのある回でした。
ガンダムにかける情熱のテム・レイ
ガンダムにはまるアムロ・レイ
太い信念を持つランバ・ラル
風雲急を告げる中で愛する人とのひと時を過ごす若者。
それぞれが、それぞれの大切な思いを胸に抱いて過ごしていたのです。
今回は以上です。
ではまた!
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コメント
レビさんサイド3ちゃう、サイド1やで
ジンライケンさん
ありゃー、ご指摘ありがとうございます!
直しました!
サイド3じゃジオン本国になっちゃいますねw