本編ファーストガンダムの主人公がアムロなのに対して、「ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」ではシャアが主役で生い立ちを追いかける形で物語が進んでいきます。
ぶっちゃけ、ファーストガンダム見た事無い人にとっては、さっぱり意味が解らない作品じゃないかと思います。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ガンダム・ジ・オリジン)前夜 赤い彗星 第1話「ジオンの子」感想
ORIGIN 前夜 赤い彗星 第1話「ジオンの子」感想
キャスバルとアルテイシア(後のシャアとセイラ)の父親であるジオン・ズム・ダイクンが演説直前に逝去した事から始まっています。
個人的には過労な気がします。
んで、ザビ家はそれを好機として権力を乗っ取ったのでは無いかなと。
デギン公王は非戦主義者
個人的にデギン・ザビはファーストガンダムでの言動を見る限りは、非戦主義者だと僕は思っているので、権力欲は非常に強欲で権力を奪う事は平気でするのの、処するまではしないのでは無いかと想像しています。
でも、ギレンやキシリアだったら逆に絶対にしそうだと思う。
ファーストガンダムではデギン・ザビは隠居状態、ORIJINでも既にギレンが中心的役割をしているって事は、この時点でも実権を譲っている隠居状態だったのかもしれません。
うーんそうなると、やはりギレンかキシリアによってなのかな。。
ジオン・ズム・ダイクンの遺児
その後デギン・ザビと対立していた、ラル家のジンバ・ラルにダイクンの遺児キャスバルとアルテイシア、母親のアストライアが保護されています。
母親のアストライアはORIGINのオリジナルキャラクターで、ファーストガンダムには出ていません。
大変美しい人で、子供たち2人は母親似の美形に生まれたのかな。
キャスバルとアルテイシアの髪の色が母親アストライアと同じ金髪なので、外見的には母親の血が濃そうです。
あんな大人しくて優しそうな子が、カイ・シデンを初対面でいきなりビンタするまでに成長するとは。。
ジンバ・ラル
ラル家のジンバ・ラル、そうあの「ランバ・ラル」の父親です。
「ジンバ・ラルの息子、ランバ・ラルです!」とファーストガンダムでラルがホワイトベースで邂逅似た時に、セイラに言ったセリフで名前を憶えていた方も居ると思います。
ジンバ・ラルは見た目、かなりダメな感じのお爺ちゃん。
「ダイクンはザビ家に謀られた!」と主張し、ダイクンの遺児キャスバルとアルテイシアをザビ家から守る為に自分の屋敷に匿います。
ランバ・ラルに比べるとジンバ・ラルは、年を取って頑なになってしまったのか、どうも小物感というか、どっしりしていないと言うか、頼りない感じです。
頑なに「ザビ家の陰謀だ!」と言い続けています。
幻の次男、サスロ・ザビ
一方ザビ家では、これもORIGINのオリジナルキャラクター、ザビ家の次男「サスロ・ザビ」が車で移動中に車が爆発し逝去してまいます。
正に幻の兄弟!北斗の拳でいうと、いつの間にか居なかった事になっているジャギのポジションでしょうか。
その時に、ドズルも兄サスロと同じ車に乗っていた為に大怪我をしてしまいます。
ファーストガンダムで特徴的なドズルの顔に付いている傷は、サスロ兄が逝去した車の爆発時にできた傷だったみたいです。
てか隣の席で爆弾が爆発したのに生還するとは・・・。
サスロ爆殺の犯人は?
サスロの暗殺は、間違いなくキシリアでしょうね。
しかし、ザビ家の工作なのか民衆は「サスロ逝去はラル家の仕業」と思い込み暴動状態。
逆にザビ家は悲劇の英雄と民衆から持て囃されています。
そういやファーストガンダムでも、ガルマの逝去を国家扇動に使っていましたよね・・。
ラル家のお家滅亡
サスロの逝去を切っ掛けに、ラル家が犯人だと言う流布が蔓延し、民意を失ったラル家は民衆の暴動によりザビ家との権力争いに負けてしまいます。
ザビ家は、兄弟仲はバラバラだけど全員優秀だったのに対し、ラル家は一人っ子でランバ・ラルただ一人だけ。
ラル自体は性格や面倒見が良く、部隊の中などでとても評判が良いのらしいのですが、性格的に権力欲が無いのでトップに立とうとする強欲さは無い。
つまり、頭数と欲の強さで負けたのだと思います。
ハモン いい女
僕のブログの検索ワードで「ハモン いい女」で検索してきた方がいらっしゃったみたいで、見た時に吹いてしまいましたw
本当、いい女です。
僕はランバ・ラルとハモンさんが大好きなので、ORIGINで重要な役割で登場していてとても嬉しいです。
「このラルおじさんは何だってできるんです」
アルテイシアを抱きかかえ、愛猫を救出に行く約束をするランバ・ラル。
運命とは皮肉で、ORIGINから沢山の時が経ち、ファーストガンダムでは強襲したホワイトベース内で偶然成長したアルテイシアに再び会えた時にラルは亡くなってしまうんですよね。
「間違いない、アルテイシア様に違いないな。私をお忘れか?あなたの父上ジオン・ダイクン様に御仕えしたジンバ・ラルの息子ランバ・ラルですぞ!」
この有名な最期に繋がっていくのが、解っていても切ないです。
何かが違っていれば、きっと味方として戦ってくれていのかもしれません。
ガンダム08小隊のチャック・ノリスの様な立場になっていたらとIFを考えてしまいます。
(ってガンダム人物考察「ランバ・ラル」でも書きましたですねw)
キシリアとのキャスバルの因縁
ラル家に匿われるキャスバルとアルテイシア、そこに突然キシリア・ザビが押し入ってきます。
キャスバルと2人きりで話をし、キャスバルを屈服させるつもりだった感じですが、キャスバルは毅然な態度でそれに屈せずにいる。
その心の強さはいずれ復讐の激しくも冷たい炎となり、後々にガルマを謀略により逝去、そして最後にはキシリアを撃ち、仇を討つことに繋がってくるのでしょう。
第1話はここまで。
ORIGIN 第1話の感想は以上です。
次の投稿かその次の投稿で第2話の感想をアップするかと思います。
ではまた!
次話
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