「天気の子」もの凄くザックリなあらすじ
キッチリ書くとネタバレになってしまうのと単純に書くのが大変なので、超ザックリなあらすじです。
舞台は2021年の東京、令和3年なので、今から3年後のお話となっています。
この作品の東京では、夏なのに晴れる事が殆ど無く雨ばかり降る「冷夏」。
その為に、まるで2019年の現実世界を舞台にして描かれているかの様な錯覚に囚われます。
作品を制作している時は、まさか公開する年が冷夏になるとはだれも予想していなかったでしょう。
ある種、監督の運の強さというか、未来を感じていた様な何か不思議な物を感じてしまいます。
「天気の子」登場人物
神津島から家出して東京に出てきた少年「森嶋穂高」(もりしま ほだか)と都市伝説の「100%晴れ女」ヒロイン「天野陽菜」(あまの ひな)との出会い、活躍、逃避行を描いている。
君は見つけられるか!?「君の名は」の主人公とヒロイン
最初、「なんかそっくりなのが居るな~」と思いながらスクリーンを観ていましたが、最後のスタッフロールで、「立花瀧」と出ていて本当に彼だったんだ!と気が付きました。
前作ヒロインの「宮水三葉」はどこで出演していたのか分かりませんでした。(後でググって解りました。)
ググると二人はどのシーンで出るのか解ると思いますが、観る前はググらずに行く方が楽しみがあって良いと思います。
スターシステムなのか、同じ世界なのか
前作「君の名は」の二人が出てきたのは、スターシステム的なものなのでしょうか、それとも同一世界なのでしょうか。
同一世界なら、日本は深刻な災害だらけの国になってしまうので、スターシステムな方が良いかな。
冷夏が「天気の子」と同期している
先ほどのざっくりあらすじでも書きましたが、「天気の子」の世界では「冷夏」となっています。
奇妙な偶然で、公開した今年は近年まれに見る冷夏。
この記事を書いているのは7月22日ですが、毎日が涼しくて全然夏の実感が全くありません。
その為か、「天気の子」の世界観に全く違和感無く入れました。
舞台が東京で、僕が住んでいる所も東京なので、余計違和感が無かったのかもしれません。
これって、本当奇妙な偶然だと思います。(作品の様な大変な事態にはならないはずですが。)
良い作品は音楽も良い
主題歌は前作「君の名は」と同じ RADWIMPSです。
昔から、どんな作品でも作品の質と音楽のマッチはとても重要だと思っています。
そういった意味でも「天気の子」は非常に効果的にその世界観に合った曲を随所に挿入していたと感じています。
曲のインパクトは前作の方が良かったかな。
子供の頃に持っていて、大人になって無くなってしまった気持ち
この作品は多分、40歳以上と40歳以下で大きく評価が変わるんじゃないかなと思います。
大人の世界の事情や常識で観ると、刺さりにくいかもしれません。
でも、いつでも全力な年代から見れはとても刺さるんじゃないかな。
「歌舞伎町などの路地裏が多く出てくるから、子供にあまり見せたくない」なんて意見も散見されます。
思い出して欲しい、尾崎豊や浜田省吾の曲を聴いて共感していたあの日々を。
東京の池袋で生まれて育った僕は、繁華街やその路地裏は「日常風景」だったからか、作品の舞台は逆に身近で全く気になりませんでした。
「天気の子」総評
好きな人と世界、どちらを取るのか。
大人になってしまうと、受け取りにくい繊細なテーマではあると思います。
だからこそ、大人になってしまった僕らには大切なテーマなのだと思います。
そんな思いを、同じ冷夏で感じてみてください。
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