上記は跳んで埼玉の公式ページです。
跳んで埼玉とは
「翔んで埼玉」(とんでさいたま)の原作は「花とゆめ」(白泉社)で1982年~83年の間、3回に分けて連載されました。
作者は「魔夜峰央」
代表作は元祖BL漫画「パタリロ!」です。(跳んで埼玉もやっぱりBLでした)
作者の出身地・新潟県から埼玉県所沢市に転居した所、近所にその編集長と白泉社の編集部長が居住していることが判明し、そのストレスの中に執筆したのが本作だと言われています。
発表から30年後の2015年に漫画が突然大反響になる。
しかも発行部数が62万部を突破するという時間を超えた謎現象から注目を浴びるようになり、2019年2月22日に映画版を公開するまでに至り、映画版も大ヒットしてしまう。
作者自身も
と語った。
また、埼玉県各市長や県知事からも作品に肯定的なコメントが出されている。
あらすじ
架空の日本が舞台で、東京以外に住む者は虐げられていて、特に埼玉県は非常に冷遇されて身を潜めて生活していました。
東京にある名門校「白鵬堂学院」は住む地域によって激しく区別する学校で、A~E組まであり、A組は東京でも23区で更に中心部に住む「都会度指数」が高い生徒だけが入れるエリートクラス。
E組は東京23区外、西東京市や八王子市等に住む「都会度指数」が低い生徒達が入るクラスで、学校内での立場も低くA組の生徒が通る際には立ち止まり頭を下げなければならない。
ちなみに、Z組というのもあり、Z組は元埼玉県在住だった生徒が入るクラスで、教室は校舎の外にある掘っ建て小屋、着る物はまるで戦時中の様な汚れたモンペ姿です。
また、生徒が腹痛でも保健室には入れてもらえず、
とまで言われてしまう。
A組に在籍し生徒会長であり、東京都知事の息子「壇ノ浦百美」(二階堂ふみ)はアメリカからの生帰国子女で同じくA組に転校してきた「麻実麗」(GACKT)に惹かれて行く。
しかしある日、「麻実麗」が埼玉県出身だという事が発覚してしまう。
謎の大好評!
追伸:BOXの囲み色は「彩の国埼玉」のイメージカラー緑にしました。
海の様な心の広さと度量、そして深い愛情
埼玉県に海は無いけど。
池袋シネマサンシャインは、埼玉に住む人たちの温厚な性格と郷土愛のオーラが映画館を暖かく包んでいました。
「楽しまなくちゃ!」
「埼玉を題材にしてくれてありがとう!」
そんな心の広い県民性を持つ県が他にあるでしょうか。
もし、題材が他県だったらどうなっていただろうか。
埼玉に海が無いことを逆に誇り、
自らを田舎と誇る。
埼玉県西部に住む東武東上線民は「池袋が身近な東京」と笑顔で話し、埼玉県東部に住む東武伊勢崎線民は「北千住が身近な東京」と笑顔で話す。
そんな心の広さと気概、深い愛情を持つからこそ、
そして作品自体も埼玉をディスりながらも埼玉への愛情があるからこそ成功した作品なのではないかと思います。
イタリアやアメリカの映画祭で受賞
なんと、誰が予想しただろうか!?
アジアン・ポップアップ・シネマで「観客賞」を受賞。
ウディネ映画祭で「マイ・ムービーズ賞」を受賞
と受賞しています。
この流れだと、フランスでも受賞してしまいそうです。
こんな展開は漫画原作者も映画監督も想像していなかったのでは無いでしょうか!?
ちなみに、このニュースを相方に伝えた所、
だそうです。
という事で、「跳んで埼玉」おススメです!!
おまけ:題名を「全米が感動の嵐!」の様に2文字で「全玉が感動の嵐!」と付けようかと思ったのですが、ぱっと見た目、あの言葉に見えてしまう気がしたので、「全埼玉」としました。
今回は以上です。
ではまた!