まず、ファミコンとセガMkⅢのスペックを比較します。
ファミコン | セガMkⅢ | |
---|---|---|
CPU | リコー製RP2A03 1.79MHz動作 | NEC μPD780C |
最大発色/解像度 | 52色中25色 1キャラ中4色 256×224 | 64色 1キャラ中16色 256×192 |
VRAM | 2kバイト (16kビットSRAM) | 16kバイト |
サウンド性能 | パルス波(メロディ)×2 三角波(ベースライン)×1 ノイズ(ドラム系)×1 DPCM(サンプリング音源)×1 | パルス波×3 ノイズ×1 |
任天堂ファミリーコンピュータは登場してから、あっという間にほとんどのライバル機を駆逐してしまいました。
その中で各社は性能向上機で、ライバルファミコンにリベンジを仕掛けます。
セガもSG-1000のグラフィック機能を強化した「セガMkⅢ」を出してファミコンに対抗しています。
しかしながら、SG-1000からMk3への機能向上はグラフィック能力のみでその他はCPUも含め全てSG-1000と同じでした。
Youtube等で検索して聞いて頂けると解ると思うのですが、昔のゲームはなんというかPSGのノスタルジックな音色が時代を感じさせまね。
この切ない感じの音がPSG音源の特徴で、当時のほとんどのゲーム機や低価格パソコンはこの音源でした。
ファミコンの音質
ファミコンサウンドの特徴の三角波と言うのがあり、BGMのベースラインをカッコよく再現しています。
全体としても当時としてファミコンは非常に表現力が豊かで、サウンドに色を与えています。
メロディー部に使われるパルス波(PSG音源)は、セガや当時の他機種よりも音色の調整できる幅が広く、ファミコンの主旋律は非常に独特で味のある音が特徴なのです。
なので当時としてはですが、多彩な表現力を持っています。
16段階でピラミッドの形で三角の波形を作ります。
これで低音部分の音主にベースを担当していて、重みのある低音を出しています。
また、サンプリング音源の周波数はメモリ容量を考えるととても低いとは思うのですが、当時に1音だけでも搭載しているというのはオーパーツに近いと言えます。
ファミコンに音質面でどうしても勝てないことを痛感したセガは、オプションでFM音源ユニットを発売して対抗しています。
シンセサイザー等に搭載された、自然な音に近い音色を出すことが可能になる音源です。
が、セガMkⅢのFM音源ユニットは低価格低性能のFM音源2オペレーターで、表現力がかなり微妙だった為、あまり話題になりませんでした。
音色の山を2段階で表現しています。
パソコン等は4オペレーター、シンセサイザーは8オペレーターで表現していました。
2オペレーターでピアノの音を再現した山
上に上がると音が大きくなり、下に行くと音が小さくなる。
セガのFM音源ユニットは、この様な音の表現になります。
4オペレーターでピアノを再現した山
当時のパソコン等に使われたいたFM音源がこれになります。
当時のミュージシャンが使っていたシンセサイザーは8オペレーターで、8オペレーターともなると非常に高品質な音質でした。
つまり簡単に言うと、オペレーター数が多い方が音の表現力が本物に近くなります。
なのでFM音源といっても、セガMk3やマスターシステムの2オペレーターって非常に低品質な音だったのです。
セガMk3やマスターシステムは4オペレータのFM音源で出せば良かったのに。。
と、いう事でグラフィックでもサウンドでも、当時のファミコンの凄さを感じて頂けたでしょうか。
当時僕はセガユーザーで、とてもファミコンを羨ましく感じたものです。(涙)
ファミコンが品薄で買えなくて、代償欲求で買ったのがセガだったのです。。
今回は以上です。
ではまた!
コメント
僕らの地元では当時セガMkⅢを持っている人は珍しかった。
ファミコン持ってない人はもっと珍しかったですがw
テラバヤシさん
都内ではファミコンが品薄で中々手に入り難かったんですよ。
少し待てば良いのですが、子供なので待ちきれなくて代償行動でセガ買っちゃいました。
そこから始まるセガハード生活。
確かにセガソフト貸し借りした記憶ないから、周りでもマーク3持ってた人少なかったかも。
学校で全く話題に乗れないので、ファミコンはその翌年親に買ってもらいましたよ。
キリ番踏んだみたいなのでステイメン下さい
痛風マスターさん
キリ番とかないからw
しかも、コメント2番目で全然キリが良くないしw
痛風って本当に風が当たっただけでも痛いのですか?
僕もキリ番踏んだみたいなのでデンドロ下さい
痛風通算2回目(テラヤバス)さん
全然キリ良くないし、痛風の回数だとしても2回目なので全くキリが良くありません。
とりあえず水をたくさん飲んでください。