今だから大切、ネット黎明期の言葉「ネチケット」

レビルのネチケット ITリテラシー
こんにちは、レビルです。
今回は、今だから必要、ネット黎明期にあった言葉「ネチケット」です。
今では「ネチケット」なんて言葉は廃れてしまいましたが、昔と違い今はお子様からご年配の方までネットを活用する時代。
そんな今だからこそ正しいネットのマナーを広げて行くべきと考えています。
ネチケットとは
ネット上(network)でのエチケット(etiquette)の略。
「現実世界と同じく、ネット上でもきちんとマナーを守ろう」というものです。
これは、言葉遣いだけでなく、ネットワークに対しての知識や配慮も含まれます。
最近では、ITリテラシーとも言われています。

自宅の個人パソコンや個人スマホ、会社内でのOA担当からのリテラシー教育、サイト作成など、初心者からベテランまで全てに通じる事なので、ネチケットはこれから益々大切になって行くのだと思います。

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ネチケット1.他者への配慮

ネットをしていると、対する相手が画面の為につい他社への配慮が欠けてしまいがちです。
近年は無記名掲示板が一般層でも読まれるようになった事により、更に言葉遣いや気持ちへの配慮が低下していると感じています。
(黎明期は無記名掲示板でも「ネチケット」が重視されていました。)
下記に挙げる3点は、現実世界での対人コミュニケーションとほぼ同じです。

第3者(相手)に対して常に寛容であるよう心がける。

現実世界と同じで、相手を尊重する事が大切です。

・知識があるから、立場が偉いから、昔からやっているから、等の理由で威張らない。

・考えや、やり方、理念などを押し付けたりしない。

・初心者に優しくする。
誰だって最初は初心者です。自身が初心者だった時を思い出し、優しくしましょう。

・否定から入らない。
現実世界でも、否定から入る人は嫌われてしまうのと同じです。

まず自分で調べよう

ネットで質問する前は、まず自分で検索して調べてみる事が大切です。

優しく教えてくれる人、注意する人、怒る人、それぞれいると思いますが、自身で調べてからそれでも分からない時に質問をしないと「努力をしない人」と取られてしまいますので、注意が必要です。

場の空気を読む

現実世界でも大切な事ですが、ネット上でも話の途中で割り込んだりする事で流れや雰囲気を壊さないよう配慮する事が大切です。

個人情報の保護

個人情報を流出させたり、プライバシーを侵害したりしてはいけません。

仲間内の冗談のつもりで行っても、情報は世界中に拡散されます。
それにより、友人やご家族、第3者を知らぬ間に危険な目に立たせてしまうかもしれないからです。

あらしコメントをしない

どんなブログでもホームページでも、それぞれが苦労して、希望を持って作り上げている物です。

ですので、内容に全く関係の無いコメントや否定、文句を書かない様にしましょう。
現実世界で失礼になる事は、ネット世界でも失礼になってしまうのです。

ネチケット2.利用しやすさ

使う機種やOS等、ネットの利用環境によって表示や動作が変わってきます。
それを自助努力も含めて、すべての環境で同様に情報を扱える様にしましょう。

半角カナや機種依存の特殊文字を使わない

今では半角カナ文字を使う事はほとんど無くなりましたが、昔は文字数制限がある中少しでも多く文章を書きたい時によく半角カナ文字が使われました。

現在ではほとんど見かけませんが、半角カナ文字や特殊文字は一部環境で正常に処理されない場合があり、サーバー等に悪影響を与える可能性があります。
ですので、メール以外では半角カナ文字や特殊文字を使わない様にしましょう。

一行に長く書き過ぎない

単純に読みづらいからです。
筆記の文章と同じで、きちんと改行して相手が読みやすい様に書きましょう。
(一部のコメントサイト等では改行が嫌われる事もありますので、臨機応変に。)

ネチケット3.セキュリティ

ここでは、セキュリティ上のリテラシーを上げて行きます。

一般的な会社では注意喚起や教育がされていますが、お子様やご年配の方、零細企業や個人事業主の方ではまだまだ行き届いていない部分があると感じています。

ご家族や社員にも「気を付けよう」と声かけをして行くと良いのではと思います。

セキュリティソフトをインストールしていないPCを使わない。

セキュリティソフトをインストールしていないPCやAndroid端末は、もし悪意のあるプログラムが入ってしまった場合に自分自身の被害のみならず、ネットを通じて多くの人に悪意のあるプログラムを拡散してしまいます。

パソコンやAndroid端末を使うなら、必ずセキュリティソフトをインストールしましょう。

メール送信時、HTML形式でメールを送らない。

HTML形式にすると、色々な雛形によって見栄えの良いメールを作成する事ができますが、セキュリティ上脆弱な部分がありますので、できれば使用しない様にしましょう。

また、セキュリティの観念から相手側がHTML形式のメールを受け取り拒否にしている場合もあり、届かない可能性もあります。

疑わしい物は開かない。

迷惑メールの種類によっては、開いただけで悪意のあるプログラムが入り込んでしまう事があります。

知らないアドレスからのメールや、明らかな迷惑メールは開かずに削除するか、まずは詳しい人に相談しましょう。

同じく、インターネットサイトで「故障」を偽る表示やインストールを案内するウインドウが開いた場合は、指示に従わずに直ちに詳しい人に相談しましょう。

突然別サイトが開く場合は直ちに閉じましょう。
普通のニュースを読んでいる時に、これが起きる事があるので注意です。

複数の宛先にはBCCを使う

親しい友人間への複数宛先なら良いのですが、会社などでお役様や取引先にメールを送る際には必ずBCCで送りましょう。
知り合い程度の場合もBCCをお勧めします。

全員の送付先メールアドレスが表示されてしまい、個人情報の漏洩になるからです。

USBメモリ等に個人情報や会社の機密ファイルを保存しない

USBメモリは小さくて便利ですが、小さい分落としやすくもあります。

もし、落として誰かに拾われた場合に悪用される可能性がありますので、「USBメモリは落とすもの」と捉えて重要ファイルは保存しない様にしましょう。

会社のノートPCを持ち運ぶ時は絶対に肌身離さない

ノートPCの中にある機密を奪おうとする人間は、必ずいます。

ですので、車の社内に置きっぱなしにしたり、ノートPCが入ったカバンを電車の棚網には置いてはいけません。
ノートPCが入ったカバンは、常に手に持つ様にしましょう。

SNSで会社の事を書かない

たまにニュース等で出ますが、自分の会社の機密情報などをSNSに書いて自慢してしまう人がいますが、これは会社に多大なダメージを与えてしまう行動です。

絶対にしない様にしましょう。

参考サイト

参考サイト:Wikipedia

考察

ざっと上げると、こんな感じでしょうか。

途中からネチケットでは無くてITリテラシーの内容になってしまいましたが、現代に合わせたネチケットとして捉えて頂ければなと思います。

これらはある意味「当たり前の事」なのですが、今後益々ネット利用者のすそ野が広がって行く中、マナーが低下しない様に、使う人全てが気持ち良く、役立つ様にして行く。

それは会社のOA担当者やサイト運営者、ブログ主だけでなく、利用者も守って行くことによって、ネットにはびこる不正をする人を減らしていく事にもなるのだと思います。

ITの時代だからこそ、思い出してほしい「ネチケット」。

当たり前になって薄らいでしまいましたが、僕たちがまず「ネチケット」をキチンと守り、初心者の方や年配の方にも喚起して行けば、きっと皆が幸せになれるのではないかと思います。

 

 

今回は以上です。

 

ではまた!

 

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